FIPについて、知らない方は以下のリンクをご覧ください。
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫、特に子猫の命に関わる重篤な疾患です。確定診断が困難で、効果的な治療がわかっておらず、予防法も確立されていない、猫にとって最も恐ろしい疾患ともいえるでしょう。若くして発症し、発症した場合は亡くなる可能性が非常に高い疾患です。
「猫伝染性腹膜炎(FIP)」ってどんな病気?
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/4481.html
猫は1歳半で、人間で言う20歳くらいみたいです。若すぎる。
猫の寿命は何歳?人での年齢換算と猫の高齢化
https://www.axa-direct.co.jp/pet/pet-ms/detail/4992
亡くなる4日くらい前に、嘔吐するようになり、そこから急に元気がなくなり、部屋の角とか押し入れの奥の方で籠るようになりました。
ご飯もほとんど食べず、水もあまり飲まない。
まだ若いから、しばらく休めば回復するかな?と思いましたが、違いました。
亡くなる前日の深夜、いままで聞いたこともないような叫び声をあげて、水を吐くようになりました。
これはちょっとまずい?と思いましたが、深夜救急には連絡せずに、翌朝病院に行くことにしました。
しかし、次の日の早朝、気づいて見に行った時はもう死にそうな状態でした。
痙攣があり、息もあまりしてない。足がちょっとピクピク動いてるくらい。
朝6時くらいの話です。
さすがに病院はやってないと思いましたが調べると24時間okの動物病院があったので電話してみました。
真摯に対応してもらいましたが、状況を伝えると、残念ながらどうしようもない可能性が高いとのこと。
そして、10数分後、目が開いたまま硬直が始まり、体が冷たくなってしまいました。
その後
何度かお世話になった近所の動物病院が朝9時に開くので、電話しました。
先生曰く、「これまでの状況を考えるとFIPの可能性が高いです。もしなんらかの治療をしたとしても、せいぜい数ヶ月延命できるようにするのが精一杯だと思います」とのことでした。
うちの猫、亡くなる数週間前に眼球が曇ったように見える症状があったので、病院行ったら、ブドウ膜炎と診断されました。
ブドウ膜炎自体には、原因が多数考えられるため、その原因を特定するのは困難でした。
先生曰く、ウイルスによるものもあり得るとのこと。
ブドウ膜炎
https://www.fpc-pet.co.jp/cat/disease/258
今思えば、やっぱりウイルスが原因だったようです。
ウイルスが原因とわかったとしても、根本治療は困難だそうです。(ウイルスの種類にもよりますが)
元気だったのに交通事故とかで突然亡くなるとかではなかったので、この点だけは救いだったと思います。
最後の最後まで頑張った姿を看ることができたのですから。
元々保護猫でした
この子と出会ったのは、ちょうど1年半前。
昼間、隣の空き家の敷地からニャーニャーという声が聞こえました。
ずっとニャーニャー聞こえていたので、
たまたま僕が実家にいたこともあり、母親と一緒に見に行きました。
すると、両目が腫れて目が見えない痩せ細った子猫が彷徨っていました。
近くに母猫とその子猫がいたのが見えたのですが、どうやら母猫もどうしようもないと判断したのか見捨てたようです。
母猫からしたら、他の子猫の世話もあるし、治療もできないのでどうしようもありません。自然の摂理です。
やはり、見捨てることはできないので、保護して病院に連れて行くことにしました。
栄養失調で目が腫れているけども、命に別状はありませんでした。
目も目脂がたまっていたようで、綺麗に掃除してもらい、数日経てば見えるようになるとのこと。
その日から、家で一緒に過ごすことにしました。
今思えば、もともと体が弱かったのかもしれません。
ウイルスもそのときに感染してしまった可能性が高いです。
しかし、1年半という短い時間ですがよく生きてくれました。
0歳のころは、僕にすごく懐いてくれたんですが、海外に1ヶ月いくことがあり、その間は親が子猫の面倒をみていたんですが、
1ヶ月ぶりに子猫に会うと、今までのことは覚えてないらしく、「誰だお前は!シャー」的な感じで威嚇されました笑
それ以来、以前のように親密になることはあまりありませんでした。
抱こうとして近づくとすぐに逃げられました笑
だだし、何故か餌をあげるときだけは、懐いてきます、ほんとによくわからない猫でした。
結局、再び親密になる前に、旅立ってしまいました。
それだけが後悔です。
でも、ありがとう。さようなら。
R.I.P. 愛しのルルへ
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